イーロン・マスクの反ユダヤ主義的な投稿をきっかけに、アップル・ディズニー・ワーナーなど100社以上がXへの広告出稿を停止した。2023年11月29日、ニューヨーク・タイムズ主催「DealBook Summit」に登壇したマスクは、広告出稿を停止した広告主について問われると「もし誰かが広告を盾に私を脅そうとしたら? くたばれ(Go fuck yourself)」と発言し、繰り返した。会場には広告出稿を停止したディズニーのCEOボブ・アイガーも同席していた。
2024年8月6日、X社は広告業界団体GARM(Global Alliance for Responsible Media)と加盟企業4社(CVS・ユニリーバ・マース・オーステッド)を反トラスト法違反で提訴し、広告主らが結託してXへの広告出稿を差し控えたと主張した。提訴を受け、GARMを運営する世界広告主連盟(WFA)は同年8月にGARMの活動を一時停止した。訴訟は2025年2月にレゴ・ネスレ・シェル・ピンタレストなど被告企業を追加し拡大したが、2026年3月27日、米連邦地裁判事ジェーン・ボイル氏は「管轄権の欠如」と「反トラスト法違反請求の不成立」を理由に訴訟を却下した。その後2026年7月、XとWFAは控訴審で和解し、WFAはGARMまたは類似の枠組みを再開しないことに合意した。
出典
Elon Musk hits back at advertisers such as Disney who have stopped advertising, saying, ``Fuck it!''
2023年11月29日、DealBook Summitでイーロン・マスク氏が広告出稿を停止した広告主(ディズニー等)に対し「Go fuck yourself」と発言した経緯を報じる記事。
X社が広告業界団体GARMと加盟企業4社を反トラスト法違反で提訴した経緯を報じる記事。買収後のブランドセーフティー基準を巡る広告主とX社の対立を解説。
X社の提訴を受け、広告業界団体GARMが活動を一時停止した経緯を報じる記事。X社CEOリンダ・ヤッカリーノ氏による提訴発表の経緯と論点を解説。
マスク傘下のX Corpが世界広告主連盟(WFA)と大手ブランドを相手に起こした反トラスト法訴訟が、米連邦地裁判事により却下されたことを報じる記事。
却下されたX対WFAの反トラスト法訴訟について、控訴審で両者が和解しGARM類似の枠組みを再開しないとWFAが約束したことを報じる記事。