東京都新宿区のシングルマザーらを支援する福祉施設に入所した、女性として生まれ男性と自認するトランスジェンダーの入所者が、精神安定のために持っていた男性ホルモン剤を、カミングアウトを受け入れず投与に反対する母親から「処分してほしい」と言われたことを理由に施設の職員に没収・廃棄された。
入所者は区を提訴し、地裁の勧告により和解した(毎日新聞2022年1月24日)。
出典
自認する性が戸籍の性と異なるトランスジェンダーが、精神安定のために持っていたホルモン剤を、親の意向で廃棄することは許されるのか――。性的少数者とその親のあつれきが、こうした争点の訴訟に発展した。和解で終わったが、当事者らを取材すると、親との溝に苦悩する性的少数者の現状が浮かび上がった。
一般社団法人fairによる2022年の性的マイノリティ関連ニュース(法制度・政治中心)の月別まとめ。