テスラは2025年6月、ロボタクシー運用開始前後に米運輸省道路交通安全局(NHTSA)から受けた質問への回答を機密扱いにするよう要請した。運用初日には対向車線への誤走行や交差点中央での乗客降車など複数の重大ミスが確認されていた。
2026年5月時点で、テスラがNHTSAに報告したロボタクシー事故18件全てについて、事故の詳細を記すナレーティブ欄が「企業秘密を含む可能性があるため非公開」とされていることが判明した。Waymo・Zoox・Auroraなど競合他社が事故詳細を公開している中、テスラだけが全件を非公開にしている。
テスラのロボタクシーは安全員同乗にもかかわらず一般ドライバーの平均より事故率が高いとされ、米国に連邦レベルの自動運転安全法が存在しないため、この全件非公開の扱いが合法となっている点が問題視されている。
出典
テスラは、最近のロボタクシーの運用開始に関して規制当局から受けた数多くの質問に対する回答を、米国運輸保安庁(NHTSA)に非公開とするよう要請しました。NHTSA は、テスラのシステムが運用初日に重大なミスを犯している様子を映した不穏な動画...
テスラは米国道路交通安全局(NHTSA)への自動運転事故報告書で、全件の事故詳細を「企業秘密(CBI)」として非公開にしている。事実上の隠蔽ともとれるこの姿勢は、Waymo・Zoox・Aurora・Nuroが詳細を全公開しているのと真逆だ。Fortune誌(5月4日)は中国の自動運転ライセンス停止問題と並べ、米国には連邦レベルの自動運転安全法がいまだ存在しないという深刻な規制の空白を指摘した。