2026年10月14日
簗和生(自民)が農水相を辞任し、高市早苗が任命責任を「重く受け止める」と述べた
「予算カット」発言とシャトルバス無料送迎疑惑を巡り、簗和生農相は2026年10月13・14日の衆院予算委員会で、国交省幹部への問い合わせについて「記憶や記録を持ち合わせていない」、送迎問題について「法令にのっとり適切に対処している」と答弁するにとどまった。高市早苗首相は同委員会の答弁で予算カット発言を「本当に不適切で、本当にダサい」と評した。
簗氏は14日夜に辞表を提出し、農林水産相(国務大臣)の職を辞任した(衆院議員の職は辞していない)。高市内閣発足後初の閣僚辞任で、首相は「任命責任を重く受け止めている」と述べたが、自身の処分など任命責任の具体的な取り方は示さなかった。
辞任は大臣職を退いたものであり、道路予算が減額された那須烏山市・那珂川町(簗氏を支援した首長の自治体では増額)の配分の見直しや、両市町への補償等の措置は示されていない。
継続中
2026年10月9日
農水省が予算カット発言・公選法違反疑惑の簗和生農相を支援する「簗大臣お支えチーム」を内々に新設した
「予算カット」発言や衆院選でのシャトルバス無料送迎(公選法違反疑惑)で批判を受けていた簗和生農相を支えるため、農水省内に秘書課を中心とする「簗大臣お支えチーム」が内々に作られたことが2026年10月9日、複数の農水省関係者の話で分かった。無料送迎の適法性などの反証材料を整理し、国会答弁や会見対応を補強する狙いとされ、省内からは「勤務時間中に本来業務そっちのけでやるべきことか」との疑問の声が出た。簗氏は同日の閣議後会見で、無料送迎について「事実関係を確認している」「しっかり整理でき次第、説明する」と述べており、この整理作業を同チームが担うとみられている。
未解決
2026年10月8日
高市早苗が予算カット発言の簗和生農相を「厳しく注意」にとどめ更迭を否定した
高市早苗首相は2月の衆院選で簗氏を「私の知恵袋」と応援し、9月の内閣改造で農相に起用した。衆院選で支援しなかった首長の自治体の道路予算を「カットした」と発言した簗和生農相について、職責を全うするよう指示して続投させた。8日の衆参代表質問では発言を「不適切」とし「厳しく注意した」と述べ、任命責任は認めたものの更迭を否定し、「働いて、仕事で返せ」と伝えたと答弁した。7日には「予算配分に当たって政治的な支持・不支持を持ち込まないのは当然」と述べる一方、国民民主党の玉木雄一郎代表が求めた全府省の調査には応じなかった。
継続中
2026年10月2日
自民党幹部が簗農相の予算カット発言を「格好つけて言ってしまっただけだから問題はない」と擁護した
高市早苗首相は2026年10月2日夜、首相公邸で麻生太郎副総裁ら自民党執行部と夕食会を開いた。出席した幹部は、簗和生農相の道路予算カット発言について「格好つけて言ってしまっただけだから問題はない」と述べ、別の自民党幹部も「辞めさせないだろう」と話した。
未解決
2026年10月2日
簗和生(自民)が予算カット発言について説明を拒否・「誇張」と釈明した後に「事実と異なる発言」として撤回した
簗和生農相は2026年10月2日の大臣会見で、予算カット発言について大臣就任前の活動だとして約20回説明を拒み、同日夕方の議員としての会見で「誤解を招くような言いぶり」と釈明した。5日には発言を撤回・謝罪したが担当省庁への働きかけは否定し、6日には「高揚感があり誇張した表現」、8日の参院代表質問では「事実と異なる発言をしてしまった」と答弁し、辞任は否定した。謝罪にあたり、役所作成とみられる発言案から「私の未熟さの極み」との表現を削ったとみられる写真も報じられた。
謝罪・撤回済み
2026年9月17日
高市早苗が内閣改造で裏金事件で処分を受けた簗和生と関芳弘を初入閣させた
高市早苗首相は2026年9月17日に第2次改造内閣を発足させ、旧安倍派の裏金事件で処分を受けた簗和生氏(不記載1746万円・役職停止6カ月)を農相に、関芳弘氏(不記載836万円・戒告)を文科相に起用した。裏金事件の発覚後、処分を受けた議員の閣僚起用は初めて。首相は両氏が衆院選で有権者の審判を受けたとして理解を求めた。
釈明のみ
2026年5月24日
簗和生(自民)が衆院選で自身を支援しなかった首長の自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した
簗和生衆院議員は2026年5月24日、自民党大田原支部の懇親会で、2月の衆院選で対立候補を支援した首長のいる那須烏山市と那珂川町について「令和8年度の道路予算については、大幅にカットをしました」「私が取ってきた予算をなんで受注するのか、とはっきり言ってやりました」と発言した。国交省の調査では、簗氏が予算成立前の2月に両市町の配分額のみを同省副大臣・官房長に照会していたことが判明したが、同省は圧力は確認されなかったとした。一方、簗氏を支援した首長の自治体では道路予算が増額されていた。9月に農相に就任した後、音声が週刊誌で報じられ、10月5日に発言を撤回・謝罪した。
謝罪・撤回済み
2026年2月8日
簗和生(自民)が衆院選投開票日に「公正公平な記事の扱いがなされていない」として下野新聞の取材を拒否した
簗和生衆院議員は2026年2月8日の衆院選投開票日、栃木3区で敗れ比例復活となった際、地元紙・下野新聞社の取材に応じず、理由について「公正公平な記事の扱いがなされていない」と秘書を通じて説明した。
未解決
2026年2月1日
簗和生(自民)が衆院選の街頭演説で「政権与党の議席がなくなった地域の予算はごっそり削られます」と訴えた
簗和生衆院議員は2026年2月の衆院選期間中、2月1日に自身のフェイスブックに投稿した街頭演説の動画で、「政権与党の議席がなくなった地域の予算はごっそり削られます。だってそうですよね。民意がもう与党の議員いらないって言っているんですから」「この地域でもしそんなことが起きたら、この地域についている予算がガクッと減りますよ」と訴えた。同年5月の「予算大幅カット」発言の報道後、この演説も同趣旨だとしてSNSで問題視された。
未解決
2026年1月27日
簗和生(自民)陣営が衆院選の出陣式で支援者をシャトルバスで無料送迎したと報じられた
週刊文春は2026年10月、簗和生農相の陣営が2024年10月と2026年1月27日の衆院選公示日の出陣式に、陣営手配のシャトルバスで支援者計約200人を無料で送迎していたと報じ、専門家が公職選挙法の禁じる買収に該当しうると指摘した。簗氏は10月7日、「法令に従い適正に処理している」と述べるにとどめ、具体的な説明はしていない。
釈明のみ
2024年1月31日
簗和生(自民)が安倍派パーティー券収入1746万円を政治資金収支報告書に不記載だった
簗和生衆院議員(栃木3区)の政治団体「自由民主党栃木県第三選挙区支部」は、安倍派(清和政策研究会)のパーティー券収入のうち2018~2022年の計1746万円を政治資金収支報告書に不記載だった。2020年443万円・2021年421万円・2022年60万円について、個人寄付として記載していたものを派閥からの寄付に訂正した。収入総額・支出はいずれの年も変更されていない。
未解決
2021年5月20日
簗和生がLGBTは「生物学上、種の保存に背く」と自民党会合で発言した
簗和生衆院議員は2021年5月20日、LGBT理解増進法案を議論する自民党の非公開会合で、性的少数者について「生物学上、種の保存に背く。生物学の根幹にあらがう」といった趣旨の発言をしたと複数の出席者が明らかにした。簗氏は会議が非公開であることを理由に発言内容への回答を控え、「差別するつもりはない」と述べた。文部科学副大臣在任中の2023年3月の衆院文部科学委員会で発言について問われた際も「仮定のことで答弁を控える」と述べ、撤回・謝罪はしていない。
釈明のみ
2018年4月11日
簗和生(自民)が国交政務官在任中に環境省職員を議員会館に呼び、対立する市長の矢板市が進める補助施設の見直しに否定的な見解を伝えた
国土交通政務官だった簗和生衆院議員は2018年4月11日、政治的に距離のある斎藤淳一郎市長の矢板市が環境省補助で建てた「エコモデルハウス」の運営見直し(リニューアルには同省のお墨付きが必要)を進める中、同省職員を議員会館に呼んで聴取し、「市は本来の目的とは違う、利益を優先した使用方法しか考えていない」「環境省としてスタンスは変えず、対外的に説明できるようにしておくべきだ」と伝えた。元市幹部はその後同省の対応が後ろ向きになったと証言し、市議会は「政治介入の疑義」として百条委員会を設置したが、報告書は両論併記となった。簗氏は「地元国会議員の責務として通常の確認を行ったまで。一点の曇りもない」と主張し、環境省も指示とは受け取っていないとした。
釈明のみ