2010年3月22日、成田空港から出発する強制送還便の機内で、ガーナ人男性アブバカル・アウデゥ・スラジュさん(45)が複数の入国警備官から制圧を受け急死した。職員はタオルで猿ぐつわをかませ、金属手錠と結束バンドで両手首を固定し、前かがみの体勢を強制していた。千葉地検は2012年7月、職員10人を不起訴処分としていた。
2014年3月19日、東京地裁は遺族の訴えを認め、「入国警備官らの制圧行為によって窒息死したと認められる」として国側の「死因は不整脈」との主張を退けた。判決は制圧行為を「必要性、相当性を明らかに超えて違法」と認定し、過失相殺のうえで遺族2人に約500万円の国家賠償を命じた。
出典
2010年3月、成田空港から強制送還中の機内で入国警備官らの制圧を受けたガーナ人男性が窒息死した事件について、東京地裁が国に損害賠償を命じた判決を報じた記事。